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演劇の稽古通訳は実に楽しい。


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完成に至るまでの稽古の日々は、俳優も演出家も予想もつかない出来事が起こり、何がどうしてそんなことが?というような時間が繰り広げられる。

キャストやスタッフが10人いれば10人のドラマがそこに集結して、誰がどうしたからこうなってあーなる。なんて説明が付くようなことはない。未知のものが生まれてくるのだ。

【残夏1945】この芝居は聞こえる世界の役者と聞こえない世界の役者がいる。
そこで、手話通訳として稽古に参加させていただいているわけだ。

そんなワクワクする場に身を置けるなんて幸せでならない。

手話通訳になってよかった~♪ と、思う時間である。


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演出家の頭の中には、役者たちが変わりゆくことをすでにわかっているのかもしれないが、私にはまったくわからない。
だから、次はどうなるのだろう?っと((o(´∀`)o))ワクワクするのだ。


わくわくするリアル自分がいながら


その演出家の言葉ひとつひとつを通訳するのも楽しい。

それは、リアル自分をさておき
演出家の口から溢れ出る言葉を、まるで自分の言葉の様にして手で語り体で表現する事が許されるのだから。
それこそ、まるで役者になって演出家の役を演じている気分になる。

手話通訳という仕事は、その人の言いたいことをそのまま伝えるのが仕事。
その人になりきる!とまではいかないが、出来るだけその人に近づこうと意識している。それは真似をするとかではなく、その人の気持ちや感情を汲むということかもしれない。
演じているわけではないが、少しだけ役者と似ているかもしれないと思ったりする。

もし、言葉の羅列を手話単語に置き換えるだけだとしたら
心の無い言葉として文字だけが宙を舞うだろう。言葉は相手に届かない。

大切なのは
『伝わる言葉』

やはり、手話通訳と役者さんはどこか似ているかもしれない。


さて、そんな稽古もあと10日ばかり。本番に向け気合が入っていますよ。
チケットの購入はお早めに!
土曜日はキャンセル待ちとなりました。


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サインアートプロジェクト.アジアン創立10周年公演
【残夏-1945-】

残夏1945
「聞かせて下さい
      あなたの手に残された夏を____」

夏実は離婚した夫との間に生まれた耳の聞こえない娘の結と二人暮らしの新聞記者。夏実と結の関係は断絶しようとしていた。
夏実は自分の母、康子と思春期に断絶して以来、必要以上に会わずに人生を過ごして来た。
ある日、終戦七〇周年の記事の一端を任された夏実は母のことに思い至る。
母はろう者で、終戦間際の長崎で生まれ、被爆している。
被爆したろう者の体験談を聞こうと夏実は通訳を依頼する。
通訳者としてきたのは元夫である沢口だった。
広島で、ろう者の語る壮絶な被爆体験は夏実に母を思い起こさせる。夏実は通訳である沢口を伴って帰郷。母娘はひさしぶりの対面を果たす。

「同じだ。わたしは大嫌いだったこの人と同じ母親になっているんだ‥‥。」

やがて通訳を介して語られる母の半生。そして母の両親の被爆── 
もつれて、からまって、途切れているようで繋がっている、70年にわたる母娘の物語。
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演出:野﨑美子   脚本:米内山陽子
出演:日野原希美(聴者)・渡辺英雄(聴者)・貴田みどり・五十嵐由美子 砂田アトム・宮崎陽介(聴者)・西田夏奈子(聴者)・雫境・大橋ひろえ
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東京公演 日程:2015年7月9〜12日
公演時間:9日(木)19時
     10日(金)14時&19時
     11日(土)13時
     12日(日)13時
※開場は公演時間の30分前(整理券配布/開場1時間前)

☆チケット☆(全席自由・日時指定)
(前売)一般3900円、学生・シニア(65歳以上)3500円、高校生以下2800円
(当日)一般4400円、学生・シニア4000円、高校生以下3300円

★チケット申込先★
チケット申込:http://www.sapazn.jp/zanka.html
銀行振り込み、クレジットカード決済、セブンイレブン決済など、各種のお支払い方法をご用意しております。
■演劇サポート■
1)車椅子スペース(定員あり・要予約):付添いの方1名様は無料でご入場いただけます。
下記メールアドレス宛にご連絡ください。
2)聴覚障がい者専用台本貸出:下記メールアドレス宛に郵送先をご連絡ください。
公演10日前にお申込みの方には事前に送付いたします。
↓以下は視覚障害のお客様向け↓
3) 音声ガイド(FMラジオ貸し出しあり)
4) 舞台の上にあがっての説明会(要予約)
5) 当日プログラムの内容を俳優の声で録音したものを貸し出し
6) 高円寺駅からの送迎(要予約)
■申込連絡先: zanka1945@gmail.com

私ゆみりんも手話パフォーマンスで出演させていただくことになりました!!

ぜひ、応援に来てください!!

CCF20150610_0000 T&N企画 フェイスブック

企画:T&N企画
後援:毎日新聞社

【4時間マラソンコンサート PART2】
お江戸日本橋から
世界を股にかけ音楽と絵で繋がりましょう!
音楽のフルマラソンを一緒に完走しませんか?



画像 2015年7月9日(木)
開場15:00  開演15:30
会場 日本橋三越本店 本館6階  
三越劇場


1部【障がい・シニア乗り越えて】
2部【琉球三線と楊琴、そしてサズの音】
3部【アコーディオンとシャンソン・カンツォーネからイタリアオペラ・フラメンコ】

途中、入退場可能です。


チケットのお申し込みは当ホームページ【お問い合わせ】からもできます。
お問合せも受け付けています。



主宰の安達のり子さんは音楽家であり、若手演奏家支援活動やチャリティコンサート企画・舞台出演、企画演出と何でもこなす敏腕プロデューサーです。

共通の知人を介し出逢い、私の手話パフォーマンスを気に入ってくださいました。
彼女のブログで私を紹介してくださいました。



―安達のり子さんのFBから抜粋―

絵文字大瀧由美子さんの手話は、歌につけたところを拝見し、一目でファンになりました。わかりやすく感情を全身で表現、、しかも美人でやわらかな彼女の表現は、アートだと思います。
カンツオーネ、、イタリア語、ナポリ語ですが、日本語でつけていただくことで、イタリア語がわからなくても、一般の方も手の動きで少しわかりやすいのでは、、そして、手話の必要な方々に外国の歌を解き明かしてあげること、、これは大切なことかと思いました。






手話パフォーマンス3
そうなんです。
若手声楽家 水野亜歴さんが歌うカンツォーネに手話の振り付けをしたんです。
イタリア語もナポリ語もわからないけれど、辞書で単語を調べて
歌の意味を自分なりに解釈し、日本語に翻訳して日本の手話にしてみました。


それを演じさせていただきます。
気分は女優です(笑)


歌詞に込められた気持ちを
聞こえる・聞こえないに関係なく
手話がわかる・わからないに関係なく
手話パフォーマンスでお伝えできるよう
ただいま一生懸命稽古中です。



曲目は
✿オーソレミオ
✿カタリカタリ

三部に出演します。


一部から楽しいコンサートが始まりますので、全部観て聴いていただきたいのですが
時間的に余裕が無い方も19時までに来ていただければ
ゆみりんのパフォーマンスはご覧いただけます。

是非ご覧くださいませ。


もしかしたら
一部のみんなのコンサートにも飛び入りで出演するかもしれません。

キャハ━━━━(#゚ロ゚#)━━━━ッ!!

応援お待ちしております。
†★Thanks★†o(・"・。)β

稽古通訳に係らせていただいている舞台
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残夏-1945-  (ざんげ)






サインアート プロジェクト、アジアン創立10周年記念公演

「聞かせてください あなたの手に残された夏を―――――」

残夏ホームページ

俳優であり プロデューサーである大橋ひろえさんと会ったのは
今年4月【命・生きる力】の舞台稽古をしている頃・・・

双方に出演する俳優さんから、『残夏』の稽古通訳をご紹介いただきました。

とはいうものの
稽古はロングで行われます。


「大瀧に勤まるのか?」


大瀧の手話技量がどんなものなのか??
芝居の通訳ができるのだろうか??
大橋さんの不安

5月6月はスケジュールが詰まってきていて、稽古に協力出来るのだろうか??
私の手話表現できちんと通訳できるのだろうか??
私の不安

お互いに不安を持っては依頼もお受けすることもできません。
「お会いしましょう。」と面談することになりました。


初めて会う大橋さんはとてもチャーミングで鮮やかなオーラを発していました。
高円寺の駅前でコーヒーを飲みながら雑談式面談。

とても話しやすくて
つい、初めてお会いしたのにもかかわらず
演劇への思い・舞台への思い、今まで自分が演じてきたテレビの時代のことなどをダァ~っと熱弁したのを覚えています。


ある意味オーディションでしたね。(笑)


稽古はロングですので手話通訳者も数名おり、すでに稽古も始まっています。
稽古の様子は残夏ホームページでご覧ください。


私は今月半ばから参加します。
一緒に舞台を作るところから関わらせていただくことに感謝です。



原爆投下後の・・・・・・
あの広島で 被爆したろう者が被爆体験を手話で語る場面


是非ご覧いただきたいです。


20150530_101716東京公演
会場 座・高円寺2
2015年 7月9日(木)10日(金)11日(土)12日(日)

広島公演
会場 広島市東区民文化センター 大ホール
2015年 7月18日(土)

長崎公演
会場 長崎チトセピアホール
2015年 7月25日(土)


公演詳細 お問い合わせは
サインアート プロジェクト.アジアン
MAIL info@sapazn.jp
FAX 03-5378-8026