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しゃれとんしゃぁ①

【第6回ユニバーサルキャンプIN九州】
2013年11月2日(土)~3日(日)

20131111_164126.jpg九州キャンプに参加しました!


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ユニバーサルキャンプとは
―一部抜粋―NPOユニバーサルイベント協会
ダイバーシティ(diversity)の考え方に立ち、年齢や障がいの有無に関わらず、参加者へ、そして社会全体へ向けて、「みんなが一緒にいきいき暮らせる社会(ユニバーサル環境)」への意識を喚起し、行動を身につけていきましょう。

「みんなが一緒に暮らせる社会」の実現へ

豊かな自然の中で、キャンプという日常生活よりす こし不便な環境を味わいながら、誰もがそれぞれできることとで きないことがあることに気づき、お互いに対等な関係で協力しな がらサポートしあうという経験を通して、一人ひとりが尊厳を持 つ対等な関係としての自立・自律をめざすとともに、その輪を広 げていきましょ。というもの。

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まず、九州に行く前に
私は6年間
ユニバーサルキャンプIN八丈島の第1回から第6回まで、手話通訳者として参加してきた経緯があります。
毎年120~130人の参加者の中で仕事として参加してきました。

その後、フリーランスになり
昨年第8回では、一般として参加してみたのですが
「つい、経験が表に出てしまい?」・・・

6回も手話通訳者として参加してきてしまうと、慣れが出てしまい
今更、新人のような顔をするわけにもいかず
されど、初参加の人もいるので、その人たちに混ざりまるで初めて参加するかのように振る舞ってみたものの、実際には周りに知り合いが多すぎて、「この人、手話通訳者でキャンプ経験者だよ、手話できるから~」みたいに、悪気はないのでしょうが(;´・ω・)紹介されたてしまう。要するに初参加の人の「手話通訳を使わないタイミング」を奪ってしまうのです。
かといってスタッフとしてお手伝い参加ではないから
いまいち居場所(自分の位置)を見いだせなかったのが素直な感想なのです。

だから、普通に普通に
普通の一般人としてユニバーサルキャンプに参加してみたかったのです。

九州バージョンは
九州から参加していた八丈島キャンプ参加者が持ち帰り、
http://www.f-design.gr.jp/
NPO Fukuoka Design Leagueが主催しています。
20131111_164159.jpg
福岡県の 国営公園 海の中道海浜公園のデイキャンプ場を借りて
特別開催1泊で行われました。(通常は宿泊利用できません)

20131102_094808.jpg開園時間前に少し散歩してみました。
20131102_094752.jpg花曇りの天気で、海の向こうの福岡市内がまるで蜃気楼のように見えました。

参加は何人くらいなんだろう?
どんな人たちが参加するんだろう?
このキャンプでは何をするんだろう?

実は…初参加なのに
届けていただいた栞も見ずに、持ち物の確認もせずに参加してしまったのです。

現地に着き
実施概要を見ると・・・・・
『持ち物リスト』に大事なものがずらりと書いてありました。
(@_@)あらら~

お昼ご飯を作るのに『即席ラーメン』
エンピツ作りをするのに『カッター』
食器・懐中電灯・夜の懇親会用のアルコール・・・

何もかも持って行かず
≪私はキャンプに何しに来たんだぁ~??≫ってかなり焦りました。

しかし、そこは東京から一緒に参加したキャンプのスペシャリスト小松さんにすべてお借りして事なきを得ました。
さすが小松さん
たぶん大瀧は何も持ってこないだろうと…踏んでいたようです(笑)
当たりです。
そんなこと当たって欲しくないけど、栞も見ないで参加するなんて
お恥ずかしい限りです。

さて
キャンプは…
来た順に受け付けをし
グループ分けの紙をもらい名前を書いて、色別に振り分けられた。
皆それぞれに
準備を始めゆったりと時間が流れ始めた。

何時から何を始めます!!のような規律は無い(笑)

「あ~これできた!」
「かっこよくない?」
「今日後誰来る?」

「それではそろそろ始めます~」っと声がかかり
グループごとに席に着く。

一人づつ自己紹介をして
グループごとに白い布と色ペンが配られた。

20131102_134330.jpgひとりひとり自分の似顔絵描いて~みたいな。

4つのグループで4枚の絵が完成。
そして
4つが合わさり1つのフラッグが出来上がった。

そう
参加者は全員で40名。40人の顔がフラッグに描かれたのだ。
こんな和気あいあいとしたキャンプって
気張らなくてイイ!!!
最高。九州まで来てよかった①

小学生の子供も参加していて
無邪気に大声で話したり、駆け回ったりする。
完全に自然の中に溶け込んでいる。
なんという開放感なんだろう。
少し人見知りなところもあり、緊張していたが
その、子供たちのおかげで初めて会う人たちと自然に話せるようになってくる。

すると遅れてきた人が
「大瀧さん?」と声をかけてきた。
「どなたかしら?」と思っていると…
「奥森です!」と北九州の手話通訳者「奥森由美」さんでした。

以前、東京のろう者が夢をかなえたいと活動している時
九州で通訳が欲しいと相談されたことがあった。
友人知人を介してたどり着いたのが奥森さん。
一度も会ったことが無いのに、電話やメールで何度も連絡を取り合い
親身に探してくれた・・・その奥森さんだったのです。

まさか、こんなところで会えるなんて!
まさか、会えるとは思っていなかったので
二人して抱き合って喜んじゃいました(笑)

九州に来てよかった。②

20131102_162012.jpgそうこうしているうちに
なんだか夕飯の支度を始めるらしい(笑)
「何を作るんだろう?」誰も知らない??
何でもイイらしい~(笑)
『どれくらい作るんだろう?』
適当に(笑)
『野菜はどれくらいに切ろうか?』
お任せ(笑)

すっごく、アバウトで良いわ~

BBQと鍋は作るようなので(笑)
子どもたちと野菜切りを担当をしました。

というか、誰が何をやるか決まりはないのです。

全員分の
あるだけの野菜を
大根はこう切ろう~
とか
ニンジン皮向くの?
とか
ジャガイモ皮向くの大変だから銀紙で包んじゃえ!
ホイル焼きだぁ~
とか
切ったやつは鍋に入れちゃえ!
だとか
めちゃくちゃ楽しい!!!

ホント九州に来てよかった。③
画像
20131102_172814.jpg
20131102_172710.jpg

食事の用意をしているほかに、なんやら準備している人もいる。
何していいるんだろ~
黄色い物体は何だろう?
20131102_162000.jpg

要するに誰が何をするかは決まってないみたいなので
手の空いてる人は自分のやりたいことや、これが必要なのでは?と思うことをしたらよい雰囲気。

決まりごとがあるようで無い中(タイムスケジュールはあることはあります)
ゆっくりと
自分は何をしようか…
自分を考える時間ができる。
誰かに何をしてもらおうかではない。
誰かに何をやらせようかではない。


ゆっくりゆっくりゆるやかに
優しく時を過ごしていく。

そして
暗闇に包まれた頃
誰となく、アルコールが手渡され
誰となくマイ食器を持ち歩き
晩餐が始まったのだ(笑)

20131102_192752.jpg 自前の屋台があり


20131102_175446.jpg 誰かが作っていた灯明があたりをぼんやり照らす。
希望の道だ。


20131102_175655.jpg



20131102_180411.jpgいつのまにかチョコレートケーキも作られていて





20131102_204631.jpg笑顔の絶えない時間がやってきた。






画像肉を焼く係りも誰も決めたわけでもなく






車いすの人に持って行く係りがあるわけでもない。





自然に皆が動く。
これが・・・・
自然に動く。
これがユニバーサルだよ!って思った。
やっぱり
九州に来てよかった。④

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