6月某日
インクルーシブデザインソリューションズの松村道生氏と会ってきました。松村氏との出会いはUEA主催のユニバーサルキャンプIN八丈島(http://u-event.jp/07unicamp/u-camp1.html)からですから、約8年のお付き合いとなります。
この8年間、処々ユニバーサル関連の現場でお会いしてきたのですが
現場では、手話通訳者である私は聴覚障がい者と行動を共にすることが多く、直接視覚障がい者との接点は少なかったりするのです。
松村氏は視覚障がいの当事者として、その特性を広く周りに伝える任にありましたので私と松村氏は交流会などでよくお話しをしていました。
私は松村氏を≪隊長≫とお呼びしています。
株式会社インクルーシブデザインソリューションズ
さて、その隊長に何の用?
はい。
視覚障がいの特性について、もっと詳しく教えていただきたいと思い、コンタクトを取ったのです。
当たり前のように普通に食事をしたり会話を楽しんできましたが、改めて考えるとわからないことがたくさんあるのです。
私は盲ろう通訳介助も行っているので、基本的な【見えない人・聞こえない人】についての知識はあるものの
ベースが手話通訳ですから、視覚障がいについてはまだまだ教わりたいことが山ほどあるのです。
もちろん聴覚障がいのことを全部わかっているわけではありませんが(^_^;)
私は基本的に打ち合わせは食事をしながら行います。
会議室でインタビュー式で行うと、なかなか心から打ち解けて話せない気がするのでおなかを満たしながらコミュニケーションを取ります。
丸テーブルで対面で座りました。
松村さんに環境(その場の状況や雰囲気など)情報を言葉にします。周りの状況を話す時、またテーブル上のモノの位置を知らせるのに時計に見立てて説明するという方法があります。お皿などの配置を「何時方向に〇〇があります」というように表します・・・・・
ですが、時計を頭に浮かべて言葉にしようとするけれど・・・
「何時」が出てこないのです(^_^;)
視覚情報(見えているものを)を瞬時に言葉に出せなかった自分に驚きました。
普段
盲ろう通訳時には、環境情報を触手話で伝えているからなのか?
見たものを見たまま言葉にするのは日頃やっていないと咄嗟に出てこないのです。
頭の中で形(手話)を言語(音声)に変換するなど
変換することに慣れていると思っていたけれど、ダメですね(^_^;)
出てきません。過信はいけません。研鑽せねば!と思いました。
お皿のくぼみにパスタが入っている。
お皿の形状
パスタの種類
具材
どうやって説明しますか?
運ばれてくるお料理のことを話しながらの打ち合わせは
絶え間なく会話が続き♪とても楽しい空間となりました。
さて、
今回は「見えない」と、どんな気づかないことがあるのか
教えていただきました。
そして、どのようなときに気づかされたのかも話していただきました。
例えば
着衣はTPOに合わせて着ていった方が良いとか…
人と話す時は話し手の方を向いた方がイイとか…
誰から教わるでもなく、見聞きして自然に覚えるような『当たり前?』と思うようなことも【見えていなければ】当たり前として捉えることはできない。
必要なときが来なければ、使うことのない動作かも知れないが…
必要な時が来て、「知らないこと」を知るという。
見えていようが聞こえていようが、必要なときがこないと「知る」を得ないのは同じなのだが
見えていて聞えているものにとって、直接教わらずして身に付くものは、この世の中たくさんある。
見えないがために知らないことや聞えないがために知らないことがあるのだということをも知らなかったと隊長は言っていました。
なるほどなぁ~
体験談は実に解りやすい。
やはり、何でも直接聞くべきだと改めて思ったのでした。
今後、隊長や隊長の企業様とコラボで素敵なコミュニケーション商品が作れたらいいなぁ~と胸を膨らますのでした。
インクルーシブデザインソリューションズの松村道生氏と会ってきました。松村氏との出会いはUEA主催のユニバーサルキャンプIN八丈島(http://u-event.jp/07unicamp/u-camp1.html)からですから、約8年のお付き合いとなります。
この8年間、処々ユニバーサル関連の現場でお会いしてきたのですが
現場では、手話通訳者である私は聴覚障がい者と行動を共にすることが多く、直接視覚障がい者との接点は少なかったりするのです。
松村氏は視覚障がいの当事者として、その特性を広く周りに伝える任にありましたので私と松村氏は交流会などでよくお話しをしていました。
私は松村氏を≪隊長≫とお呼びしています。
株式会社インクルーシブデザインソリューションズ
さて、その隊長に何の用?
はい。
視覚障がいの特性について、もっと詳しく教えていただきたいと思い、コンタクトを取ったのです。
当たり前のように普通に食事をしたり会話を楽しんできましたが、改めて考えるとわからないことがたくさんあるのです。
私は盲ろう通訳介助も行っているので、基本的な【見えない人・聞こえない人】についての知識はあるものの
ベースが手話通訳ですから、視覚障がいについてはまだまだ教わりたいことが山ほどあるのです。
もちろん聴覚障がいのことを全部わかっているわけではありませんが(^_^;)
私は基本的に打ち合わせは食事をしながら行います。
会議室でインタビュー式で行うと、なかなか心から打ち解けて話せない気がするのでおなかを満たしながらコミュニケーションを取ります。
丸テーブルで対面で座りました。
松村さんに環境(その場の状況や雰囲気など)情報を言葉にします。周りの状況を話す時、またテーブル上のモノの位置を知らせるのに時計に見立てて説明するという方法があります。お皿などの配置を「何時方向に〇〇があります」というように表します・・・・・
ですが、時計を頭に浮かべて言葉にしようとするけれど・・・
「何時」が出てこないのです(^_^;)
視覚情報(見えているものを)を瞬時に言葉に出せなかった自分に驚きました。
普段
盲ろう通訳時には、環境情報を触手話で伝えているからなのか?
見たものを見たまま言葉にするのは日頃やっていないと咄嗟に出てこないのです。
頭の中で形(手話)を言語(音声)に変換するなど
変換することに慣れていると思っていたけれど、ダメですね(^_^;)
出てきません。過信はいけません。研鑽せねば!と思いました。
お皿のくぼみにパスタが入っている。
お皿の形状
パスタの種類
具材
どうやって説明しますか?
運ばれてくるお料理のことを話しながらの打ち合わせは
絶え間なく会話が続き♪とても楽しい空間となりました。
さて、
今回は「見えない」と、どんな気づかないことがあるのか
教えていただきました。
そして、どのようなときに気づかされたのかも話していただきました。
例えば
着衣はTPOに合わせて着ていった方が良いとか…
人と話す時は話し手の方を向いた方がイイとか…
誰から教わるでもなく、見聞きして自然に覚えるような『当たり前?』と思うようなことも【見えていなければ】当たり前として捉えることはできない。
必要なときが来なければ、使うことのない動作かも知れないが…
必要な時が来て、「知らないこと」を知るという。
見えていようが聞こえていようが、必要なときがこないと「知る」を得ないのは同じなのだが
見えていて聞えているものにとって、直接教わらずして身に付くものは、この世の中たくさんある。
見えないがために知らないことや聞えないがために知らないことがあるのだということをも知らなかったと隊長は言っていました。
なるほどなぁ~
体験談は実に解りやすい。
やはり、何でも直接聞くべきだと改めて思ったのでした。
今後、隊長や隊長の企業様とコラボで素敵なコミュニケーション商品が作れたらいいなぁ~と胸を膨らますのでした。
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