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第23回 夏季デフリンピック大会(2017年年 7 月 18 日〜30 日) に向けて【水泳】

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け応援ムードは高まっていますが、聞こえない人達の世界大会もあります。それが、デフリンピックです。

直近の夏季大会(2013年)では金2個、銀10個、銅9個の計21個、冬季大会(2015年)では金3個、銀1個、銅1個、合計5個のメダルを獲得しています。

来年、2017年はトルコのサムスンで開催されます。日本からは選手が150人くらい、スタッフと役員が70人くらいの参加予定。


どんな人が出場するの?
⇒デフリンピック出場者は以下のように制限されています。
・良耳の聴力が、少なくとも55dB(500、1000、2000各ヘルツの3周波の平均、1969年アメリカ国家規格(ANSI)基準による)の聴力損失と判定されたろう者。
・ICSD加盟国の国籍を有する者。
・大会競技中、補聴器・人工内耳を使用しないこと。


デフリンピック


-全日本ろうあ連盟 スポーツ委員会-より抜粋
デフリンピック

 身体障害者のオリンピック「パラリンピック」に対し「デフリンピック(Deaflympics)」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されています。障害当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会であり、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴があります。

 なお、デフリンピックへの参加資格は、音声の聞き取りを補助するために装用する補聴器や人工内耳の体外パーツ等(以下「補聴器等」という)をはずした裸耳状態で、聴力損失が55デシベルを超えている聴覚障害者で、各国のろう者スポーツ協会に登録している者とされています。また、競技会場に入ったら練習時間か試合時間かは関係なく、補聴器等を装用することは禁止されています。これは、選手同士が耳の聞こえない立場でプレーするという公平性の観点によるものです。(国際ろう者スポーツ委員会 オージオグラムに関する規則2. 参加資格に関する規則 第2.1版 改訂版 - 2009年11月13日第1.0版公開 - 2001年7月31日 ※一般財団法人全日本ろうあ連盟:訳)

 デフリンピックを運営する組織は、国際ろう者スポーツ委員会(International Committee of Sports for the Deaf)で、1924年の設立以来、デフリンピックやろう者世界選手権大会の開催、そして各国のろう者スポーツの振興など、着実な取り組みを続けています。現在の加盟国は104カ国です。

パラリンピックとデフリンピック

 国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee)が1989年に発足した当時は、国際ろう者スポーツ委員会も加盟していましたが、デフリンピックの独創性を追求するために、1995年に組織を離れました。そのために、パラリンピックにろう者が参加できない状況が続いています。なお、デフリンピックの独創性とは、コミュニケーション全てが国際手話によって行われ、競技はスタートの音や審判の声による合図を視覚的に工夫する以外、オリンピックと同じルールで運営される点にあります。また、パラリンピックがリハビリテーション重視の考えで始まったのに対し、デフリンピックはろう者仲間での記録重視の考えで始まっています。しかし、現在は両方とも障害の存在を認めた上で競技における「卓越性」を追求する考えに転換しています。



第23回デフリンピック


期日:2017 年 7 月 18 日〜30 日
場所:トルコサムスン市

競技種目

卓球
陸上
水泳
バレーボール
テニス
サッカー
自転車
バドミントン
ボウリング
バスケットボール
ビーチバレー
ハンドボール
柔道
空手
オリエンテーリング
射撃
テコンドー
水球
レスリングフリースタイル
レスリンググレコローマン


第23回大会の出場に向けて選考会が開催されています。
そのなか、メダル獲得有力候補といわれる水泳競技の選手から情報をいただきました。


第11回日本ろう者水泳選手権大会があります。
2016年12月11日(日)、岐阜県福祉友愛プールで開催されます。
12月1日に新しくオープンされる施設であり、最新のプール施設でいい記録が期待されています。
頑張りますので是非応援よろしくお願いします!!!


大会要項、申込書は当協会のホームページに記載。

一般社団法人 日本ろう者水泳協会

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