【視覚障碍者のためのビジネスマナー】
昨年のレッスン1に続き、今年はレッスン2を担当させていただきました。
護国寺にある筑波大学附属視覚特別支援学校は
視覚に障がいを持つ子たちが通う学校です。
障がいのレベルは様々。
見え方も様々です。
街には視覚で把握する情報があふれています。
道路を歩けば信号があり、「赤は止まれ。」「青になったら渡る。」
大概の人はそのルールで動いていることでしょう。
しかし、その信号機が見えなければ…
場所によっては
音声や音楽で知らせてくれるボタンが備わっていることもあるでしょう。
しかし、そのボタンが設置してある場所が見えなければ…
目で確認する情報は
見える人にとってはとてもありがたく・助かり・解かりやすいのですが、
見えない・見えにくい人にとっては“得られない情報源”となってしまうのです。
そういうことから
視覚に障がいを持つ人のことを『情報障がい者』と呼ぶことがあります。
さて、
手話通訳の私がなぜ視覚障害の子たちにビジネスマナーを教えるのか?
それは視覚障がいと聴覚障がいでは真逆の情報提供が必要になることから、まわりまわって伝える伝わるコミュニケーションのポイントが似てくるからなのです。
聴覚障がい者へは聞こえにくいから目で理解する情報を!
視覚障がい者へは見えにくいから音で理解する情報を!
と・・・・
詳しくはまたの機会に書かせていただきますね。(´゚∀゚`;)
2014年7月27日(日)
猛暑日となった、夏休み初めの日曜日。
学校の寄宿舎に受講する卒業生が午前中から集まり、
午後の「ビジネスマナー」へは12名の方が集まってくれました。
この企画は寄宿舎の飯島先生が考案したもの。
数年前から、生徒たちが卒業後社会で自立して生活できるようサポート的に開催してきたそうです。
お年頃の女の子が化粧っけもなく…服にも無頓着で…
と、心配心から
在学生というより、卒業者を対象に行ってきたそうです。
子供たちは
『知らないからできない!』だけで
『能力がないんじゃない!』の。っと声を大にして言っていました。
そうなのです。
(給食をごちそうになりました。)
例えば
食事を手で口に運んだとします。
すると「この子は20歳にもなって、箸も使わずに食べているよ!」と、非難されてしまいます。
それは、食事をする時には衛生的に考え、箸を使った方が良いとされてきたからです。
箸やスプーン、フォークなどを口に運ぶ道具として知らなければ、食物を口に運ぶ道具は自然に手を使うことになるでしょう。または、口を食物に近づけ食べるということになるでしょう。
でも、それは決して【頭が悪い】等ではないのです。
【知らない】からなのです。
ですから
知らないなら【知っておきましょう。】ということで
【ビジネスマナー】の依頼が来ました。
ビジネスマナーとは社会でお互いが気持ちよく働くためのルールの様なもの。
今回は
一つひとつに時間をかけて、お話しさせていただきました。
そして、一人一人に直接触れ、練習をしていただきました。
実際に手で触れてみることが大事なので、バッグや名刺入れなど小物も触っていただきました。
時間内で全部を話すのはとても難しいので
あとから読んでわかるようにテキストもお配りしました。
テキストは見え方のレベルに合わせます。
前もってお渡しした原稿を飯島先生が点字や拡大文字に変換してくださいました。
全盲の人には点字テキストを!
弱視の人にはスミ字(印字されたもの・書いたもの)を!
個人個人違うテキストが必要なのです。
今回の講習を聞いて、ひとつでもお役にたてれば
うれしいと思います。
来年は【レッスン3】です。
1年に1度だけですが、来年の打合せもしてきました。
講師をすることで
私も学ぶことがたくさんあります。
知らないことを知るってホント楽しいですね。
最後に飯島先生がお庭で育てた≪島トウガラシ≫をお土産に頂きました。
(人'▽`)ありがとう☆ございました。
昨年のレッスン1に続き、今年はレッスン2を担当させていただきました。
護国寺にある筑波大学附属視覚特別支援学校は
視覚に障がいを持つ子たちが通う学校です。
障がいのレベルは様々。
見え方も様々です。
街には視覚で把握する情報があふれています。
道路を歩けば信号があり、「赤は止まれ。」「青になったら渡る。」
大概の人はそのルールで動いていることでしょう。
しかし、その信号機が見えなければ…
場所によっては
音声や音楽で知らせてくれるボタンが備わっていることもあるでしょう。
しかし、そのボタンが設置してある場所が見えなければ…
目で確認する情報は
見える人にとってはとてもありがたく・助かり・解かりやすいのですが、
見えない・見えにくい人にとっては“得られない情報源”となってしまうのです。
そういうことから
視覚に障がいを持つ人のことを『情報障がい者』と呼ぶことがあります。
さて、
手話通訳の私がなぜ視覚障害の子たちにビジネスマナーを教えるのか?
それは視覚障がいと聴覚障がいでは真逆の情報提供が必要になることから、まわりまわって伝える伝わるコミュニケーションのポイントが似てくるからなのです。
聴覚障がい者へは聞こえにくいから目で理解する情報を!
視覚障がい者へは見えにくいから音で理解する情報を!
と・・・・
詳しくはまたの機会に書かせていただきますね。(´゚∀゚`;)
2014年7月27日(日)
猛暑日となった、夏休み初めの日曜日。
学校の寄宿舎に受講する卒業生が午前中から集まり、
午後の「ビジネスマナー」へは12名の方が集まってくれました。
この企画は寄宿舎の飯島先生が考案したもの。
数年前から、生徒たちが卒業後社会で自立して生活できるようサポート的に開催してきたそうです。
お年頃の女の子が化粧っけもなく…服にも無頓着で…
と、心配心から
在学生というより、卒業者を対象に行ってきたそうです。
子供たちは
『知らないからできない!』だけで
『能力がないんじゃない!』の。っと声を大にして言っていました。
そうなのです。
(給食をごちそうになりました。)
例えば
食事を手で口に運んだとします。
すると「この子は20歳にもなって、箸も使わずに食べているよ!」と、非難されてしまいます。
それは、食事をする時には衛生的に考え、箸を使った方が良いとされてきたからです。
箸やスプーン、フォークなどを口に運ぶ道具として知らなければ、食物を口に運ぶ道具は自然に手を使うことになるでしょう。または、口を食物に近づけ食べるということになるでしょう。
でも、それは決して【頭が悪い】等ではないのです。
【知らない】からなのです。
ですから
知らないなら【知っておきましょう。】ということで
【ビジネスマナー】の依頼が来ました。
ビジネスマナーとは社会でお互いが気持ちよく働くためのルールの様なもの。
今回は
一つひとつに時間をかけて、お話しさせていただきました。
そして、一人一人に直接触れ、練習をしていただきました。
実際に手で触れてみることが大事なので、バッグや名刺入れなど小物も触っていただきました。
時間内で全部を話すのはとても難しいので
あとから読んでわかるようにテキストもお配りしました。
テキストは見え方のレベルに合わせます。
前もってお渡しした原稿を飯島先生が点字や拡大文字に変換してくださいました。
全盲の人には点字テキストを!
弱視の人にはスミ字(印字されたもの・書いたもの)を!
個人個人違うテキストが必要なのです。
今回の講習を聞いて、ひとつでもお役にたてれば
うれしいと思います。
来年は【レッスン3】です。
1年に1度だけですが、来年の打合せもしてきました。
講師をすることで
私も学ぶことがたくさんあります。
知らないことを知るってホント楽しいですね。
最後に飯島先生がお庭で育てた≪島トウガラシ≫をお土産に頂きました。
(人'▽`)ありがとう☆ございました。
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